とても丁寧だったお客さんのお話
先日の持ち込み買取のお話である
20代くらいの若い男女の方が買取に持って
来られました。とても丁寧で物腰低い感じで
こちら側もとても気持ちの良いやり取りでした。
快くご承諾頂き、お帰りになられその日の
夜くらいまでなにか違和感を感じていました。
と言っても嫌な感じではない。
でもこの違和感はなんだろうと考えていたのですが
あ、これかというのを思いつきました。
その若い男女が丁寧過ぎるのである。
丁寧過ぎて嫌味とかではない。
じゃあなんだよと言うとわたくしが今まで感じたことが
ない丁寧さなのである。質的にはなんか生徒が
学校の先生に対する態度のようなものかな。
・・・分かったのである。
わたくしが年を取ったからである。
単にお店の人に丁寧に敬語使うとかだけではなく
「目上の人に対する態度」
だったのである。この態度に慣れていなかったのが
違和感の正体だったのである。前髪に白髪が増えて
きたのも一つの要因かな。
わたくしは童顔で年齢より若く見られることが多かった
のでかなり大きく分けると自分が認識してる年齢より下
に見られる位置で生きてきた方が多い人生なのである
わたくしは20代からこの仕事やってるのでふと
思い出すと。例えば古本屋時代でお店でお客さんが
「これ売りますーす」ってカウンターに持ってきます
よね。その時「はい。どうも~」って目を合わせて
対峙します。するとその時おじさんとかある程度
年取った方が、
「なんだこんな若い奴かよ」
みたいに一瞬0コンマ何秒とか硬直したリ間が空く
ことが多かったんです。
「なんだ」とまでは思ってないかもしれませんが
とにかくそんなようなことが多かったんです。
今思うと昔はテクニック重視で
本シュパパパパパ!!!
レジピピピピピ‼
みたいな感じで
「ドララー!俺の圧倒的スピードを見やがれー!」
てな感じでやってましたが今思うと接し辛かった
と思う。申し訳ない。
まあだとするとである。
好都合だね。古い物を扱う人の年齢はある程度
古さに見合ってる方がいい。そう思いません?
現行の新作バリバリのポケモンカードとかを
60歳のおじいちゃんに任せるのちょっと躊躇
しません?反対に40年前のシールを若い人に
見てもうも嫌じゃないですか。
実際シールとか買取する時チェーン店で
働いてる若い人に見てらうのは嫌だという
お話をよくお聞きします。
というわけであと10年はやるので
これからもよろしくお願いします